ガンは現代では、2人に1人がなると言われています。
しかし実は、全員ガンになります。
正確に言うと、ガン細胞は誰でも作られるが、免疫によって消されるため、問題があるほどにならないというだけのことです。
それなのに遺伝だからーとか、運が悪かったーとなにかのせいにするのは、どれだけ自分が悪くないと主張したいのでしょうか。
自分が悪くないと言っていても、ガンは進行してしまいます。
現実を見つめ直して、出来ることをしていきましょう。
話は少し逸れましたが、鍼灸師に「ガンでもなんでも治してあげる」と言われた方が半年通って良くならなかったという記事を見かけました。
僕はその記事を書いた先生は知っていますが、患者さんのことは何も存じ上げません。
そして僕が思うことは、誰でも本物を見る目や感覚は養っておかなければいけないな。ということです。
詐欺師に騙される人は、やはり騙されやすい人です。
騙されやすいにはそれなりに理由があり、騙される方も悪いとは言い切りませんが、それでもそれなりに理由があると考えています。
もちろん騙す方が悪いのが大前提です。
現代の多くの患者さんは、自分の病気のこと、飲んでいる薬のこと、受けている治療のことを知ろうともしません。
自分の、世界にたった1つのかけがえのない身体なのに、他人に医師や治療家に任せっきりです。
もちろん専門知識が必要で、よくわらかないこともあるでしょう。
しかし、今はインターネットが発達していますし、本屋に行くだけで医療を様々な視点から観察した書籍はたくさんありますから、ある程度の知識は得られます。
調べようと思えば、通う鍼灸院の評判だって調べられるかもしれません。
僕の前からの変わらない主張ですが、どんな治療を受けるかを、自分が心底納得して受けるかが重要です。
“自分が心底納得して”なので、心底納得するくらいに調べましょう。
治療家を信頼できるだけ要素があるなら、信頼してもいいです。しかし、信頼したのは自分です。
そして、納得したのであれば、騙されたと人のせいにはならないでしょう。
僕は現行のガン治療には疑問がありますので、食事療法や精神療法、鍼灸治療を推奨しますが、それでも、患者さんが納得しているのであれば、現行のガン治療を受けるということには反対しません。
逆に「家族に言われたから。」という理由だけで鍼灸治療や民間療法を選択することには反対します。
医師や治療家に依存するのではなく、利用しましょう。
騙す方が悪いのは当然ですが、騙す人はいつの時代もいなくなりません。
「騙されたから仕方ないよね」と言って泣き寝入りするか、騙されないように努力するかを選択できますし、選択しやすい時代です。
自分の身体のことを1番理解できるのはご自身なのです。