瘀血(おけつ)という言葉を聞いたことがありますか?
東洋医学では流れが悪く滞りがちな血液を「瘀血(おけつ)」と呼んでいる。(瘀とは停滞という意味で、文字通り血が滞ったり、血の流れが悪く、よどんだ状態を指す。瘀血になった血液は正常な状態に比べて粘度が強くなっていて、流れが悪くなっている[1]。
wikipediaより
かんたんに言うと、汚れた血だと思っていただいて大丈夫です。
厳密には不定愁訴や疾病のことを指すようですが、イメージしにくいため、汚れた血だと認識してください。
瘀血が原因になるものは?
月経不順が代表的ですが、冷えやのぼせ、こりや痛み、高血圧・低血圧、貧血、脳血管障害、虚血性心疾患、痔疾なども瘀血が原因になることが多いです。
痛みの特徴
針などで刺すような痛み
痛みの場所が固定されている
夜間に痛くなる
押すと痛む
長期間痛む
左大巨(おへそのすぐ左斜め下)付近の圧痛
上記のものが、瘀血があると発生する痛みの特徴です。
五十肩の患者さんにも瘀血がよく見られます。
上記の項目に当てはまるものが多いのではないでしょうか。
瘀血のある人の特徴
皮膚や唇が赤黒い
舌の裏の血管が黒くなっている
肌が荒れやすく、化粧のりが悪く、吹き出物が多い
下腹部の張り
便秘
身体が冷えたり、ほてったりする
生理不順
上記に当てはまるものが多い人は、ぜひ瘀血を改善してみましょう。
生活習慣で瘀血を改善しよう
鍼灸治療として、瘀血にアプローチする方法はたくさんあります。
患者さんに瘀血の反応のある方もとても多く、頻繁に瘀血の鍼灸をしますが、それでも繰り返す人はたくさんいらっしゃいます。
瘀血に関しては、なにより日々の生活習慣の大切さを物語っているのだと思いますね。
それでは、瘀血を日々の生活習慣の中で改善するためには、何を心がけたら良いかご紹介させていただきます。
・食事は腹7分目にし、ゆっくりよく噛んで食べましょう
・ごはんやパン、麺類の炭水化物が多すぎる食事は避けましょう
・もちろん甘い物は避けましょう
・適度な運動をすることで、血流がよくなります
・便秘の改善に努めましょう
・過労やストレスは身体の酸化の原因になりますので、自分に合った解消法を探しましょう
・電磁波が影響している説もありますので、最低限は電子機器との距離をとれるようにしましょう
瘀血は酸化した血液である
最近の顕微鏡での研究で、赤血球周りにはマイナスの電子を帯びていて、一つひとつがくっつくことなく存在しているのが正常とされていますが、酸化によってプラスの電荷をおびてしまうと、くっついてしまい、いわゆるドロドロした血液になってしまうことが確認されたそうです。
酸化するといってもピンとこない方もいらっしゃると思いますが、シミやそばかすも酸化といわれ、老化現象は基本的に酸化です。
鉄が錆びるのも酸化であり、酸化とは字のごとく、酸素がくっつくことを指しています。
もちろん人間にとってある程度の酸素は必要ですが、基本的に酸素は濃いと毒ですし、人間の身体は活性酸素というものを生み出します。
活性酸素も必要があって生み出されていますが、現代人はこの活性酸素の量が非常に多いと言われていて、そのために身体がどんどん酸化しています。
この酸化が強い人ほど、早く老けてしまったり、シミやそばかすが多くなります。
反対に、活性酸素や酸化の対策を心がければ、いつまでも若さを保つ秘訣になりますね。
まとめ
瘀血について、少しでも参考になりましたか?
東洋医学的には、瘀血が原因で起こっている病気はたくさんあり、しつこいものが非常に多いです。
記事中でも紹介させていただいたように、鍼灸治療で一時的に改善しても、生活習慣の中でまたできてしまうような、瘀血体質になってしまっている人もたくさんいます。
甘い物、炭水化物、ストレス
これらを日々の生活習慣の中で少しでも改善できるよう、心がけていきましょう。