西洋医学の9割が不要といわれる理由
医療全般に言えることですが、医療にできることはほんの些細なことがほとんどです。
些細でなく必要性のあるものは、緊急性のある手術や抗生物質などでの対処です。
それらの西洋医学の医療はとても重要な役割をもっており、西洋医学の唯一の素晴らしい点だと思っています。
反対に言えば、残りの西洋医学は必要性がなく、慢性的なものに対しての処置というのはほとんど疑問が出てくるものです。
そもそも治すための医療というものは存在せず、その場をしのぐための医療なのです。
※西洋医学というと知識的な意味がつよくなるかもしれません。西洋医療というと医療行為そのものの意味がつよくなるとすると、正しくは西洋医療の9割が不要という意味です。
鍼灸治療(東洋医学)にはなにができるのか
では、西洋医学に対して鍼灸治療(東洋医学)はなにができるのか。
一般の多くの方は、筋肉に刺してコリなどをゆるめるというイメージをお持ちかと思いますが、実は人間の自然治癒力を正常か少し活発にすることが一番得意だと感じています。
慢性疾患に効くと語弊があるため、敢えて言いませんでした。
それは、鍼灸治療だけでは効果が薄くなってしまうからです。
その方の食生活、生活リズム、生活環境、人間関係などが関わってきて、それらがあっての鍼灸治療なのです。
人間の身体には優秀な医師が100人いる
人間の身体には優秀な医師が100人いると例えられます。
たとえば、切り傷ができたとして、西洋医学にできることは、傷が化膿しないように消毒し、傷を縫って塞ぐことです。
消毒も縫う行為も、治すということはしていませんね。
あくまで傷を治しているのは我々の身体の自然治癒力なのです。
その自然治癒力の邪魔をせず活かすことが、様々な疾患が治癒に至る最善の方法であると考えています。
自然治癒力の邪魔をするものは本当に様々です。
その邪魔をするものが、先ほどもでた食生活、生活リズム、生活環境、人間関係などです。
それらの影響は、人によって何が強く原因になっていて、どこに症状が出るかはわかりません。
何が原因かわからないのに、くさいものに蓋をしていては解決にならないのです。
人間の身体には優秀な医師が100人います。
自然治癒力という優秀な医師が働きやすい環境を整えることが最善の治療方針であり、考え方だと思います。