扁桃(腺)は、身体に侵入しようとしてくるウイルスや細菌から、“常に”戦って身体を守ってくれています。
炎症を起こすことで、ウイルスや細菌を倒そうとしてくれているのです。
「私は昔、扁桃腺を切除しちゃったから関係ないな」という方も、実は関係あります。
ワルダイエル咽頭輪といい、扁桃というのは6つ(4種類)で輪っかになって構成されているのです。
画像はこちらよりお借り
基本的に切除するのは、このうちの1つである口蓋扁桃です。
つまり、他の扁桃は今まで通りのはたらきをしています。
とはいっても、身体に不必要なものはありませんので、腫れて切除してしまうことは窒息でもしていない限りは推奨しません。
タイトルの通り、扁桃は身体を守ってくれる第一の門番であるため、扁桃の状態を良好にしておくことはウイルスや細菌を防ぐ上ではかなり重要となってきます。
反対に、口呼吸は扁桃の状態を悪くします。
鼻からの呼吸は、鼻毛によって、空気中のごみ(ウイルスや細菌含む)や空気の保湿を行っていますが、口呼吸はそれらの効果を期待できないからですね。
扁桃の炎症が強いと、全身の炎症が起こりやすくなるという研究もあります。
疲れやすい、原因不明の症状がある人は、扁桃の状態を見直してみるのも大いにアリですね。
鍼灸治療もおすすめですよ。
あ、マスクをすることで自然と口呼吸になりますから、免疫はむしろ下がって悪手ですよ。
風邪のような感染症が怖い人は、マスクを外して、鍼灸治療で免疫力を上げて、甘いものを避けて、しっかり寝ることが一番です。
そういえば、扁桃免疫を重視している全国的な鍼灸の流派がありましたが、きっとマスクの不必要性を広めていることでしょう♪