みなさんこんにちは。
今日は寝る向きで得られる健康効果とは、というテーマで話していきたいと思います。
結論からいうと、左向きに寝ることで8つの健康効果を得られる。です。
寝やすい向きはそれぞれあるかと思いますので無理にすることはありませんが、知っておくことは損になりません。
また、特定の症状の方には特におすすめできますので、もし周りにあてはまる人がいたら、ぜひ紹介してあげてください。
日本人の平均睡眠時間ですが、2014年の経済協力開発機構の調査によると、平均7時間43分とのことです。
世界では、韓国に続いて2番目に短くなっています。
1日の約3分の1を寝て過ごす我々にとって、睡眠は非常に重要であることは明白です。
その重要な睡眠の質を向上させることは、人生の3分の1を向上させることにもつながります。
それでは詳しく見ていきましょう。
五千年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療のアーユルヴェーダでは、左向きに寝ることで健康効果を得られると言われており、様々な論文や書籍もあります。
ちなみに日本語では、アーユルが生命、ヴェーダが科学を意味し、生命科学と直訳することができます。
5000年の歴史があるとなると、説得力が一気に増しますね。
今回は、アーユルヴェーダで有名なジョン・ドゥイヤール博士の発表した、左向きに寝る8つの健康効果について見ていきましょう。
まず1つ目は、胸焼けや消化不良が起きにくくなるということです。
胃の形と位置は、左向きに寝たときに胃酸の逆流などが起きにくい構造となっています。
反対に、右向きに寝たときには逆流してしまいやすい構造のため、胸焼けや消化不良が起きやすいと言えるでしょう。
逆流性食道炎の起きやすい方も、左向きを意識して寝る価値はありそうです。
2つ目は、いびきをかきにくくなるということです。
いびきは、重力で舌の付け根が気道を圧迫してしまうことで発生します。
特に睡眠時無呼吸症候群の方は意識してみましょう
ただ、いびきに関しては右でも左でも良さそうな気がしますね。
3つ目は、消化と吸収を補助するということです。
胃や腸に運ばれた食べ物の移動がスムーズに行われ、
小腸から大腸への排泄物の移動もスムーズになります。
さきほどの胃の話と共通する部分もありますが、消化不良の起きやすい方や便秘気味の方も左向きに寝るといいようです。
4つ目は、心臓の負担が減るということです。
心臓へ入る血液と、心臓から出る血液が、重力に逆らわない向きで流れることで負担が減ります。
心臓からつながる最も太い血管である、大動脈との構造は、左にカーブしながらつながっています。
血液を送り出しやすくすることで、負担が減り、心臓が余分に動く必要がないということになります。
5つ目は、免疫力を高めるということです。
脾臓といい、リンパと非常に密接な臓器があります。ちなみに、脾は東洋医学ではよく重視されます。
免疫力に関わる重要な臓器で、身体の左側にあるため、左向きに寝ることで重力に逆らわずに休むことができるようです。
6つ目は、リンパの流れが改善するということです。
全身のリンパは左右対称ではなく、左側に集中しています。
左向きに寝ることで、リンパの流れが促進され、老廃物などを排除しやすくなります。
むくみが気になる方も左向きに寝てみると良さそうですね。
7つ目は、血液の循環を改善するということです。
血流がよくなると代謝や免疫力が上がります。
身体の右側を流れる大動脈の負担が減るため、全身の血流が改善するようです。
ちなみに、静脈瘤といい、足のふくらはぎなどにできる血管に血液が詰まって浮き出ている人は、特に推奨されるようです。
8つ目は、胎児への血流が改善できるということです。
赤ちゃん自身への負担も軽減され、栄養がより運ばれやすくなるようです。
以上がジョン・ドゥイヤール博士によって紹介されていた、左向きに寝る8つの健康効果です。
いくつか重なる部分もありますので、さらにかんたんにまとめると、
胃腸に負担をかけない
スムーズな呼吸ができる
心臓の負担が減り、血流がよくなる
リンパの流れが改善して免疫力があがる
赤ちゃんのためにも左向きに寝る
です。
また、逆流性食道炎、胃もたれ、いびき、高血圧、むくみ、静脈瘤、妊婦の方は、積極的に行うといいと思われます。
個人的には、肝臓は右側にあり身体の中では比較的多きな臓器のため、左向きで寝てばかりだと肝臓の負担は大丈夫なのだろうか?と考えてしまいます。
そもそも生物的に左向きに寝ることが100%正しいのであれば、右向きで寝ることはできません。
絶対に左向きで寝るんだ!と意気込んでなかなか寝付けなかったり、力が入ってしまって疲れが取れなければ本末転倒となってしまいます。
また、寝返りは身体の片方だけに負担がかからないように行う動作です。
左向きで寝ることを意識しすぎてストレスにならない範囲で、充実した人生のために良質な睡眠を心がけましょう。
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それでは