肋間神経痛におすすめのツボ
●肋間の3ヶ所
①背骨の中央の出っ張りから約3㎝外側のポイント
②真横のライン上で、痛みの出る肋骨の真下の隙間
③胸の中心から約3㎝外側のポイント(下の方の肋骨の場合、腹筋の上に圧痛点を探してください)
●章門(しょうもん)
【神経痛について】
神経痛には大きくわけて2種類あります。
神経そのものが悪い場合と病気が原因で起こるものがありますが、今回は神経そのものが悪い場合のセルフケアです。
病気が原因で起こっている神経痛は当然、原因となっている病気の治療を優先させる必要があります。
東洋医学において神経痛は“風・寒・湿”という悪い気(邪気)が入ってきて、“気と血”の流れを止めてしまうことで起こるとされています。
気と血を止めているわけなので、止められているポイントが治療に使うツボになります。
【ツボの探し方】
肋間神経痛の場合多くは背中側、横側、お腹側に反応が現れます。
押すとツボに痛みが出るけれど、症状が楽になるというポイントが今回のツボです。
ぜひ探してみて下さい。
【セルフケアの仕方】
お灸の仕方については、お灸、せんねん灸、温灸器のいずれでもいいです。
痛みがひどい場合はお灸、せんねん灸で狭い範囲をピンポイントで狙いましょう。
ピンポイントで狙う元気もないときには、温灸器で楽をしてセルフケアを行ってください。(ひどいなら治療を受けてね)
反対に、ほとんど良くなってきた場合も温灸器で念のためにケアをするようにしてください。
どのツボも7壮くらいでいいですが、個人的には背中側のツボを重点的に行うとよさそうな気がしてます。
【おまけ】
神経痛は“風・寒・湿”という悪い気(邪気)が入ってきて起こると書きました。
邪気という考え方は神経痛に限った話ではなく、どんな病にも言えることです。
「身体が冷えて・・・」とよく言いますが、気温が低い(寒邪)ということに限った話ではありません。
そのとき、風がある環境だったのか(風邪)、近くに水(川や海)があったのか(湿邪)で“冷え方”は変わってきます。具体的に言うと、悪いものが入ってくる“深さ”が変わるのです。
つまり、意外と気温は低くなかったけれど身体に大きな影響を与えた・・・というときは、同時に他の邪気が入ってきたということが充分に考えられます。
邪気の種類を理解して、重なりそうな環境では警戒しておくだけでも随分と後の体調が変わりますよ。
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