みなさんこんにちは。
今日は、病気はクスリで慢性化するということについてお話させていただきます。
結論からいうと、逆症療法、薬剤耐性、薬物依存の3つ観点から病気はクスリで慢性化してしまいます。
それでは詳しく見ていきましょう
まず、1つめの逆症療法についてです。
クスリの恐怖というのは、おびただしい数の副作用だけではありません。
その恐ろしさとは、症状と逆向きに作用するということであり、副作用ではなく作用そのもののことです。
ここで言葉の定義をはっきりさせる必要があります。
症状とは、病気が治ろうとする働きであり、あらわれのことです。
風邪をひけば熱がでて、免疫力を高めて病原体をたおします。
咳やくしゃみ、鼻水も出ますが、これは病原体を体外に排出するためであり、下痢なども同じだといえます。
つまり、風邪という“病気”を治すために“症状”がでているのです。
病気と症状を同じに考えてはいけません。これをしっかり区別することが重要で、この区別ができなければ本当の健康を手に入れることはできません。
症状というのは、味方であり、治る過程に欠かせない、治癒反応なのです。
自身の健康状態を振り子にたとえると、身体が健康に戻ろうとする、つまり振り子が戻る動きを止めてしまったら、病気は治りません。
クスリによって治癒反応を止めることで、病気が固定化されてしまうのです。
治癒反応を止めることで、急性であった病気は慢性の病気になり、さいあくな場合は“悪性”になります。
何度もいいますが、クスリは治癒反応をストップさせます。
病気ではなく、症状、つまり治癒反応までもを病気ととらえたのは、西洋医学の最大の欠陥といえるでしょう。
反対にいえば、治癒反応を解放すれば病気は治るということです。
アルバイトで企業健康診断医師の職を転々としている、ある医師の話です。
「どの健康診断現場に行っても、サラリーマンはみんなクスリ漬けです」とあきれていたそうです。
「あれだけクスリを飲まされたら具合が悪くなるのはアタリマエですよ」。
そこで彼は社員に耳打ちしたそうです。
「クスリを半分やめれば、具合はずっとよくなりますよ」
「全部やめれば、病気は完全に治ります!
しかし、そんなこと言ったらわたしがクビになりますから!」と、言ったそうです。
「それでも派遣先の病院看護師がジッと見ていて院長に密告するんです。それで、呼びつけられる。『キミ、クスリをやめろなんてとんでもないコトを患者に吹き込むんじゃないヨ!』と怒鳴りつけられ、またクビです」。
まるでブラックジョークの世界ですね。
2つめは薬剤耐性についてです。
生体は同じ刺激を受けると、いい意味でも悪い意味でも抵抗力を獲得します。
身体にとって善悪ではなくただ獲得をします。
当然薬剤に対しても同じです。
同じ様なクスリを使い続けると、徐々に効果が現れなくなります。
便秘薬を1日3錠のんで効いていたヒトが、常用しているうちに3錠ではきかなくなります。
つまり、4錠、5錠と増やさなければ便秘は解消されなくなるのです。
便秘薬とは、毒性で大腸がうねうねと動く蠕動運動というものを起こして排便を促します。
大腸が刺激に耐性を獲得してしまえば、当然クスリの量は増えてしまうのです。
これでは製薬メーカーは売上が伸びる一方ですね。
はたしてこれは、たまたまなのでしょうか?
国が認めているから安全なのでしょうか?医師が言っているから安心なのでしょうか?
自分の命を、自分の大切なヒトたちの命を、全て他人任せにしてしまっていいのでしょうか?
私自身はなによりもここを1番考えてもらいたいと思っています。
さて、3つめは薬物依存についてです。
クスリの常用を続けると、1番はじめに紹介させていただいた逆症療法で“命の振り子”は傾いたまま止まってしまいます。
それでも生命活動は維持されなければならないため、生体は傾いた状態を正常と錯覚、誤認して生命活動を続けます。
しかし身体が不調であれば当然、精神も不調をきたします。
耐え難い苦悶や不安などがおそいかかるのです。
それは薬物依存者を襲う禁断症状そのものです。これは常用薬を服用することで、ウソのように一瞬で消え失せます。
ジャンキーといわれる薬物中毒者が薬物依存から逃れられないメカニズムなのです。
これまでの説明通り、これは市販薬でも起こることです。弱いクスリであろうと例外はありません。
生理痛のために痛み止めを常用しているヒトがたくさんいますが、痛み止めそのものがないと不安になるという話をよく聞きます。
自覚がないかもしれませんが、これはすでに禁断症状になっています。
皆さんの周りにもすくなくないのではないでしょうか?そして、あなた自身は大丈夫でしょうか?
最後にまとめると、今日話した、逆症療法、薬剤耐性、薬物依存の観点から病気はクスリで慢性化します。
当然クスリから抜け出すことも難しくなります。
人生を人間らしくまっとう、つまり大往生するためには、クスリは飲まずに病院にいかないようにすることです。
かかる医療としてマシなものは、人間が本来持つ自然治癒力、今日の話でいえば治癒反応そのものを強化する医療だといえるでしょう。
この動画が少しでも役に立ちましたら、ぜひ家族や友人にすすめてください。
それでは