【脳梗塞の後遺症と食事療法】“治す=もとに戻す”ではありません #内海聡 #食事療法 #後遺症
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質問）脳梗塞・脳卒中等の後遺症からの回復も
食事療法や栄養療法で可能でしょうか？
内海）無理です
これは120%無理だね
一番回復の度数が高いのはリハビリです
実際に運動するってことよ
これね
他の病気もそうなんだけど
皆さんちょっと覚えといていただきたいかな
私が元々作った言葉じゃないんだけど
いいなと思って
採用させてもらっとるんだけど
重病とか難病とか癌とかを料理に例えると
卵っていう具材があります
食材がありますっていう時に
卵がどんな育ち方をして作られたというか
産んだ卵かっていうことで
それは栄養素の違いとか
あったりするじゃないですか
それはそれでそういう卵が
栄養状態にある方が
次に例えば雛ができる時には
良い健康な子どもができるという意味では
当然ながら栄養とか食とかいろんなことを
考えるのは悪くはないんですよ
なんだけど
その途中でね
いろいろと卵に対して外から
やらかしまくってるっていうのが行き着くと
元に戻らないっていう状態があるんですよ
それが行き着いたのがある種の重病だとか
癌が末期になってるような感じ
だからこれっていうのは
卵があって次の子どもを産むんじゃなくて
卵が割れてフライパンの上で焼かれて
ゆで卵とか目玉焼きとか卵焼きに
なったっていう状態なんだよね
外的要因によって
変化をつけられ過ぎてるということだ
それから治すっていう話になる時は
元に戻すってイメージを
持ってる人が多いんですよ
本当は僕らがいる医学では
“治す=元に戻す”じゃないんだけれども
それがわからないという人は
“治す”が今の定義になっているので
目玉焼きを生卵に
戻さなきゃいけないんですよ
目玉焼きを生卵に戻せるやつが
この世の中に１人でもいるか探してきて
俺の前に連れてこいみたいな
１人でもいたら俺１億円払ってやるから
手品じゃダメだよ
本当に目玉焼きを生卵に戻せればいいよ
１人たりといないはずですよ
なのにゆで卵とか目玉焼きを
生卵に戻せますと
食事療法をすれば
ゆで卵や目玉焼きを生卵に戻せるって
戻せるかボケ！みたいな
そうやって(戻せるって)言うんですよ
だから目玉焼きは目玉焼きである程度
目玉焼きになったのはしょうがないの
で、目玉焼きは目玉焼きでもう食うしかない
食うか処理するか捨てるかしかないんですよ
生きてるんだから
次から次へと卵が出てくるんだけど
その卵を次にゆで卵とか目玉焼きに
しない努力をすることが大事なんですよ
この目玉焼きは
食べるしかないってのが対症療法だ
それに対して
生卵がちゃんとまた次の健康な雛を
生み続けていくっていう状態を作る
このシステムを作るのが根本療法です
この違いなので
だからこの話で言うと
脳卒中とか脳梗塞っていうのは
脳みそで血管が詰まっちゃって
脳みそが一部死んじゃった状態なんですよ
その死んじゃった脳みその一部を
ゆで卵とか目玉焼きを元に戻して
この脳みそを生き返らせてくださいって
言ってんだよ
その時に食事療法とか栄養療法で
戻りますか？って戻るわけねぇじゃん
だからリハビリっていうのは簡単に言うと
他の場所の他の脳みそを活かして
それで少しでもこの筋肉を動かすような
指令を出せる神経を作るっていう
新しいシステムを作るって事なんですよ
だからそれって
食事療法じゃないじゃないですか
食事療法は悪くないよ
食事療法=悪とは言わないけど
食事療法じゃなくて
リハビリとか運動療法した方が
脳卒中後の後遺症には効きます
それでも限界はありますけどもね
食事療法なんかで病気は治んないです
そういう問題じゃないんだよね
ということは考えてもらいたいかな