内海聡

【胃がんと関係ない!?】ピロリ菌を解説 #内海聡 #胃がん #ピロリ菌

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質問)ピロリ菌の質問なんですが
胃の粘膜にずっといるのは

胃がんのリスクになるというのは
なぜなのでしょうか?

除菌は全く意味のないものと
思うのですがいかがなものでしょうか?

内海)前半の質問と後半の質問がズレてる

後半の質問は悪い質問では
ないのかもしれませんけど

前半の質問をしながら
後半の質問するのがおかしいんだよ

これも基本がない中で
考えちゃってるんだろうなと思う

一番考えなきゃいけないのは

ピロリ菌ってどんな菌?から
考えなきゃいけないんですよ

僕は常に歴史から勉強しなさい
って言ってますから

昔ってピロリ菌いたの?みたいな話とか

ピロリ菌は元々どこにいる菌なんですか?
っていうこととか

全部そういうところから
考えなきゃいけないんですよね

一応、西洋医学の教科書に従えば

ピロリ菌っていうものは
基本的には弱毒菌なので

ピロリ菌がいるからって
すぐ死んだりしないじゃないですか

食中毒で死ぬ人とか赤痢で死ぬ人も
世の中に昔はいたけどさ

チフスで死ぬ奴も昔はいたじゃん

だけどピロリ菌に感染してるからパッと
死ぬやつは今の時代にいないじゃないですか

だからピロリ菌っていうのは
弱毒菌なんですよ

弱毒のっていうか
感染力もそんなに強くない弱毒の菌が

何でいるの?っていうところから
考えなきゃいけないんですよね

それが多分抜けてるんだ

今の人達っていうか

これは医療関係者でもそんなことは
あまり考えないわけなんですけど

これが、歴史的な観点がないからだ
ってことになるんですが

弱毒の菌が胃酸があるっていう胃にね

殺菌消毒するために胃酸があるわけですけど

そういう胃に住みつくっていうのは
どういうことなんだってことになりますが

これは免疫とか栄養でもいいんですけど
そういう状態から考えると

非常に免疫が低下してるって事を表してる

ピロリ菌がいるっていうのは

ピロリ菌がいるから
胃がんになるんじゃなくて

俺だって消化器内科だから延々とそのことを
研究したり臨床でやってきましたけども

ピロリ菌がいるから
胃がんになるんじゃなくて

免疫が弱いからピロリ菌がいて

免疫が弱いから
胃がんになりやすくなってる

要するに両方とも結果であり

どっちかが原因で
どっちかが結果じゃないんですよ

でも西洋医学ではピロリ菌がいる事と
胃がんっていうのを関連付けた時に

確かにこれに
相関関係というやつはあるのですが

この相関関係があるってなると

ピロリ菌が原因で胃がんになるって
考えちゃったんですよ

これは西洋医学の医者とか全員が

そういう風に考え方を持つように
なってしまうわけなんですけれども

これが間違いの始まりで

そうするとピロリ菌を倒せば

胃がんとか胃潰瘍のリスクは減る
って考えたんですね

確かに元々いないのが当然ぐらいの菌が
いたら何が起こってもおかしくないから

一時的にそれをカットするのは
悪くないですけど

実際に消化器内科として
ピロリ菌の除菌をしても

いなくなりましたって検査で出ます

その1年後にやったら
またいますってなるの多いんですよ

なんでかって話になったら

除菌したって
また住み着くに決まってんだよね

弱っちいんだから

それは胃がんのリスクファクターを
自分が持ってるということは

もっと別の、ピロリ菌じゃない

リスクファクターを持ってる事を
表してるということになりますので

それは何がそうしてるかを考えるのが大事

そういうことを考えてったら

除菌っていうのは原因を除去してないから
意味がないって話になるんだけど

この人は原因を除去してないから
意味がないって発想から

この質問をしてないだろうと言ってんですよ

だから前半と後半の質問が
ズレてんじゃない?って話をしている

抗菌剤だから悪いとか良いとかないんです
究極的に言うと

目的が何かっていうことによって
薬は使い分けるだけの話であり

不要とか無意味だったり有害なものを
使ってるものが多いから

批判してるだけの話ですよ

-内海聡