内海聡

『日本人にコミュ障が多い』は勘違いです #内海聡 #心理学 #コミュ障

『日本人にコミュ障が多い』は勘違いです #内海聡 #心理学 #コミュ障

内海医師の“絶版本”やワクチン本も読み放題のKindle Unlimited を今すぐチェック!! #広告
https://amzn.to/3TbhBY6

質問)日本人はコミュ障が多い原因は
これまでの社会や歴史に問題があったから?

環太平洋の民族の特徴ですか?

内海)これすごいいい質問だと思うんですけど

捉え方とか微妙なところは
あるのかもしんない

そもそも日本人は
コミュ症ではないと思います

西洋人は表向きというか

表面上のコミュニケーションていうのかな?
っていうのが好きなだけなんですね

騙しでも何でもいいからとにかく会話をして
言葉で騙すみたいなのが好きな民族が

簡単に言うと欧米人
っていうのがあると思うんですね

それって良い面もあるんですけれども
騙しテクニックに過ぎないっていう

詐欺師と一緒だね

でもそれに対して日本人は
コミュ障なのではなくて

空気を読むという精神性が主なんですよね

全然思想が違うんですよ

それを表すよく有名な例えがある確かね
江戸時代か戦国時代か忘れたけど

男女が夜に歩いてますと

女性が昔は明かりがないから
行灯をつけながら歩いて行く時に

男が女性を送るということで歩いてる
というシーンを思い浮かべた時に

男がふと『月がとても綺麗ですね』
と言った有名な話がありますが

この『月はとても綺麗ですね』を翻訳すると
『あなたと結婚したいです』と意味なんです

そういう解釈の仕方を
昔の日本人はしたんです

月っていうのは女性の象徴であり

月を一緒に見てるあなたと
この月が綺麗ですねって言ったのは

あなたが綺麗ですねって言ってるのと
同じ意味だから

だからあなたと結婚したいんです
みたいな解釈をするっていうのが

昔の日本人は基本だったんですよ

これをコミュ障かどうかって言われたら

これはどっちかって言うとコミュ障よりも

コミュニケーションは相当豊富とも
言えるわけなんですけど

欧米人にこれを言ったら
月が綺麗なの?ふーんで終わりみたいな

あー確かに綺麗だね
うさぎのカラーをしててみたいな感じで

話は終わりみたいな感じになるんだけど

今のコミュ障と
コミュ障じゃないのの定義の違いは

月が綺麗かどうかを言うんじゃなくて

その場であなたとちゃんと結婚したいです
あなたとやりたいですって言ったら

基本的には欧米人の価値観としては
勝ちであり

そう言わせたらOKってさせたら勝ちっていう

だからそのためにその場で
話術を駆使したりとかするっていう

これが欧米人の基本的なコミュニケーション
ということになるわけなんですけれども

これは思想が全然違うんですよね

それに基づいてコミュ障というもの自体を軽々しく扱うものとは違うんですよね

環太平洋とか
モンゴロイド系の民族の特徴っていうのは

確かに日本人に近いところがあります

特に日本人は
それが強いというところはありますけども

本当の意味で日本人はコミュ障かと
言われたらちょっと違うんですよ

今はアメリカ人のアホ臭い教育と
日本人の性質が混ざっちゃってて

悪いところが出てるから
そういう風に思うというだけの話

わかる?

僕なんかTwitterやってると
書く時に140字しか書けないじゃないですか

140字書く時に書いてる意味を
考えて書いてる時は1回もないから

私それを一番意識して書いてるので

日本人は素晴らしいですって書いてる時は
必ず日本人はバカだと思ったり

日本人はバカだ以外のことを
考えながら書いてるんだけど

どれぐらいの人が引っかかるかな
と思って書いてるし

逆もまた然りで

バカだって書いてるっていう時は
バカとは違うことを考えて書いてますからね

それをどれぐらいの人が読めるかなって
自分は観察して書いてるイメージですから

全然違うんですよね

直球を投げないとダメだってなってるのは
それこそ1番のアメリカナイズだと思います

-内海聡