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○○に効くツボというのは、ほぼあてになりません

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○○に効くツボというのは、ほぼあてになりません

ツボというのを便利なボタン・スイッチだと思っていないでしょうか?

もし本当であれば、鍼灸師という職業はツボの知識を詰め込んだだけで、はり・きゅうを合法でできるだけの存在になってしまいます。

中国4000年の歴史と言われるように、それだけ続いてきたものがそんなに単純なものではありませんし、鍼灸師という職業は一生勉強をしていくものです。

鍼灸師が治療をするにあたって重要なスキル

鍼灸師が治療をするにあたって重要なものはツボの知識以外に、西洋医学的な病気の知識、診断、ツボを探す感覚、はり・きゅうを効かせる技術などが必要です。

ツボの知識というのはツボが大体どのあたりにあるか、何の経絡のツボか、属性はなにかくらいで大丈夫かと思います。

西洋医学的な病気の知識は、読んでそのままのことです。

当院は肩こりや腰痛などの整形外科疾患の患者さんもいらっしゃいますが、内科疾患など様々な患者さんがいらっしゃいます。

そういった患者さんがまず当院へ来られればいいのですが、大体は病院へ行って様々な治療を施されて、それでも治らないからと来院されます。

そのためどういった病気になり、どういった経緯を辿ったか理解する必要があります。

重要なのは“診断”です。

診断といっても病名をつけることは医師にしかできません。

我々鍼灸師は、脈やお腹、舌など、全身をみていくことで、この人が“どういった状態なのか”を把握・診断していきます。

病院で風邪と言われた人であっても、人それぞれ原因が違いますから、その患者さんが“どういった状態なのか”をしっかりと把握する必要があります。

ツボを探す感覚もとても重要です。

指先の感覚でツボを探します。教科書やインターネットで調べると、肘から〇〇寸、〇〇cmと表記されていますが、あくまで目安であり、個人差があります。

しかしじつは個人差だけではなく、同じ人でも日によって変わったり、体調によって変わったりするため、鍼灸師は的確にツボを探す指先の感覚が重要です。

ツボが探せないのであれば、教科書を見てはり・きゅうをするだけで、誰にでもできることですね。

もう一つ重要なのは、はり・きゅうを効かせる技術です。

きゅうはわかりにくいので説明を省きますが、はりには様々な手技があります。

先程も言っていたように、ただ刺激するだけの便利なボタンやスイッチではありません。

的確にツボを探し、適切な刺激をしてこそ、初めてツボは意味を成す

的確にツボを探し、適切な刺激をしてこそ、初めてツボは意味を成すのです。

治療を受けていただいた際、鍼灸師の方に家でケアしたらいいツボを聞いてみてください。そして、そのポイントにペンなどで目印をつけてもらうといいでしょう。

日によってツボは移動する可能性がありますから、目印にこだわりすぎず、その周辺くらいに考えるといいですね。

また様々な流派が鍼灸治療にはあり、大まかなツボの意味は同じですが、流派によってツボの解釈が大きく異なることもあります。

鍼灸師によっては意見が異なっても仕方がないとご理解ください。

私自身も「○○に効くツボ!」という表現をすることはありますが、あくまでこれらの考えがあってのものです♪

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